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県指定無形民俗文化財 平成7年1月9目 |
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山間の要地、上座郡 黒川村は英彦山座主ゆ かりの地、黒川庄高木 神社に今に伝わる宮座 の儀式 口に柴かみ餅 をつく。杉の古木に囲 まれた氏神様の村祭り。 |
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筑前朝倉の宮座行事 |
黒川高木神社は、旧名を黒川村大行事社といい、彦山が七里結界といわれるその神領内に鎮守神として勧請した大行事社の一つである。神領内には四十八カ所に大行事社が勧請されたといわれているが、その中でも特に拠点とされるところには、彦山麓七大行事社が置かれており、黒川高木神社もこの一つにあげられている。さらに黒川には、彦山の座主院がおかれていたと.いう特殊な地域事情が見られる。座主院は正慶二(1333)年、字都宮信勝の推挙により、後伏見天皇第三皇子長助法親王が彦山座主となり、御名を助有法親王と改め、この地に館を設けたのに始まるとされる。その後、十四代座主舜有の時、天正十五(1587)年豊臣秀吉に神領を没収されるまで黒川に座主院が置かれていた。そのことが古格を残す宮座が伝承されて言う要因のひとつでもあろう。 |
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