3、甘木公園(丸山公園)

◇◇桜花の乱舞◇◇

現代・20世紀昔、駒山、
昼駒山と言われてきた。
桜の名所
丸山
公園は甘
木の町並みに近く、山
頂より遠く両筑の平野
を眺望でき、永く市民
に親しまれた名称の地。
金毘羅神社、銅像山、
昭栄橋、鬼の枕、忠霊
塔の歴史。昭和25年、
筑後川県立公園の指定
を受ける。

                

甘木公園

    現代  甘木公園      後方 目配山(左手)

 丸山公園の名で市民に親しまれている甘木公園は、明治35年ごろ琴平山に続く丸山の頂上を平らにして、公園つくりが始まりました。
 大正4年には御大典記念(大正天皇即位の大礼)として、当時の甘木町が公園地域を拡張、桜を植樹して現在の基礎がつくられ、翌大正5年に甘木公園が設置されました。
 昭和9年「昭栄橋」を架橋。昭和13年ひょうたん山に忠霊塔を建設。昭和25年5月12日筑後川県立公園の一部として指定。1500坪を拡張。昭和26年昭栄橋の架け替。  昭和28年1月29日都市公園決定。昭和30年までに児童遊具施設、舞台、菖蒲池完成。
 昭和34年市民グラウンド整備。昭和45年以降溜池を埋め立てて昭和46年勤労青少年体育センター、昭和47年勤労青少年ホーム、付属グラウンド等を整備。昭和46年市民の森造成。平成2年野外ステージ完成など、時代とともに施設が充実されていきました。
 現在は、噴水や浮き桟橋などの親水施設やアスレチック施設も整備され、これからも公園整備計画に基づいて親しみのある公園づくりが構想されています。
 公園一帯は、「鬼の枕」を始め、霊塔となっている「ひょうたん山」、神社の境域となっている「金比羅山」、公園化された「丸山」「銅像山」と俗称される城ヶ鼻など考古学上有意義な古墳跡でもあります。

 県下屈指の桜の名所、4000本の桜の一部はライトアップされ、夜空に浮かび上がります。つつじ 5000本、花菖蒲のほか、モミジ谷や藤棚があります。

       昭和初期           現  代

甘木公園内 昭栄橋  風薫るあまぎいちびと集いきて 
  高浜虚子(句碑甘木公園内)



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