豊津の合戦に敗れた秋月士族は、江川栗河内に逃れて、党を解散し、磯淳ら七士は自決した。しかし、なお決戦をめざした27人は11月1日夜秋月学校に置かれた討伐本部を急襲して県属役人を殺害した後、夫婦石の酒屋倉庫に拘留されていた秋月士族を解放するために、焼き打ちをかけて暴れ回り、秋月に引き揚げた。この焼き打ちで10人が犠牲になり、焼失した家は7軒に上った。
☆焼失の家 矢野和兵衛 矢野善次郎 矢野次助 高山勝平 坂田嘉平 井上逸太郎 梅木庄三郎