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    ほけんぎょう
   
  一月七日の朝まあだ暗かうちから"ほけんぎょう"ば、どこでん家の前で燃やしよった。竹 てん藁てんば、家の前の空いとるとこてん、道端てんで燃やしよったたい。ポクーンポクン ち竹の節のはじき割るる音のしよった、あっちからでん、こっちからでん。家中みんな出て その火に当りよった。子供だん、あっちこっちの、ほけんぎょうに当ってさるきよった。焚 火の残り火の中にお供え餅どん突っ込んどきよったばってん、黒焦になって、しんの方はま あだ堅かちいうふうじやったたい。  


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