三重の塔

清水三重塔は本来寺院のシンボルで釈迦佛の遺骨を納めて礼拝する信仰 の対象物です。この塔は文政五年(1822)柳川藩主立花鑑賢公領内住民 、近国の信者の寄進により、大阪四天王寺の五重塔を手本に天保七年 (1836)に完成したものといわれています。 塔の高さは初層まで5.5m二層、三層はそれぞれ4,5m、屋根に立つ相 輪まで27mあります。創建以来百数十年の風雪に耐えてきましたが、近 年傷みがひどくなり、昭和41年に原型を生かして補修されました。 この塔は略絵図が画かれた1802年より後に建ってますので、絵図には載 ってません。場所は乳父観音の前です。


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