教育支援ボランテイアの活動とは

SNK教育ボランテイアチームリーダー 小島紀夫

ここ数年教育(特に義務教育)改革の必要性を指摘する声が高まっています。
久留米市教育委員会は「次代の久留米を担う人間力を身につけた子どもの育成」を目標に「久留米市教育改革プラン」を策定し、特に地域社会と学校が連携した教育活動を展開することが有効であるとの見地から、2006年11月に市教委からSNKにも要請がありました。

SNKとしても定款にある「子どもの健全な育成を図る活動」の一環として理事会の承認を得て「教育支援ボランテイアチーム」を設立し、2007年4月から下記の内容で活動を開始しました。

支援小学校 当初は2校に限定し経験を積むことにしました。

  1. 京町小 2年生、3年生の算数の支援
  2. 荘島小 4〜6年生の「囲碁・将棋」のクラブ活動の支援

私達もこの約3年間の支援活動から多くの事を学びました。

京町小の算数支援
小学校低学年の算数は、これから高学年の算数、数学へと進む上で、落ちこぼれを減らす為に大変有効である。
荘島小の部活支援
日本伝統の囲碁・将棋の持つ「宇宙観、奥深さ、勝負勘、礼儀作法」を通じて人間形成に役立つ。
学校行事
(授業参観や研究発表会等)への誘いもあり現在の学校運営について知ることが出来ました。

教育の現場は元気で素直な明るい子ども達と一生懸命な先生達がたくさんいて、それでも足りず、我々シニアの知識と経験とを待望しています。 子ども達の輝く笑顔から元気と若さを貰い、先生方や子ども達から感謝されるこの教育支援活動は子ども達の成長と可能性を手助けする素晴らしい活動です。しかも誰にもどなたにでも出来る内容です。

2〜3年生の算数は2桁の九九と3桁の足し算引き算程度です。
是非教育支援メンバーへの参加をお願いします。

  1. 発足時のチームメンバー 計13名
  2. 現在のメンバー(09年末)  計16名
  3. 支援の時間 両小学校(京町小・荘島小)とも
    5校時(14時5分〜)、6校時(14時55分〜15時40分)月2回程度
  4. 教育支援(教育指導助手)の内容

教育指導助手とは、教室の先生の助手となり複数の子どもたちが問題にてこずり手を上げ「ここが分からない」とギブアップしたとき正しい解答へ導く(毎回、事前の打ち合わせあり)。

子どもたちが危ない、学習についていけない子をなくそう、と学習につまずく前に、つまずきそうな小学生の学習を側面から補助し支援する、子どもたちに希望の明日と豊かな笑顔をもって育って欲しい、学習や地域文化のお助けマンチームです。

支援している学校からのお礼の言葉

『心温まるご支援ご協力ありがとうございます』

前京町小学校校長 良永優理子

子ども達の健やかな成長のために、確かな学力・豊かな心・健やかな体の育成に取り組んでいます。

特に、確かな学力の定着の為には、基礎・基本の学力を確実に身に付けさせていかなければなりません。そのために、各学年に隔週1時間算数の チャレンジ学習をしています。このチャレンジ学習では、個に応じた習熟度別学習をしています。そこでは、子どもを少人数に分割して、担任と指導方法工夫改善担当教諭以外にSNKの皆様にも子ども達の指導に携わって頂くことができました。

学校の教諭だけでなく、SNKの皆様からも温かく優しく丁寧に教えて頂き、子ども達は大変親近感を覚えております。最近の子ども達は、少子化であり、核家族の中で育ってきていますので、他の人とのコミュニケーションが思うようにできない子どももいます。SNKの皆様方との温かい心の触れ合いを通して、子ども達が安心して穏やかに学ぶことができ、豊かな心の育成にもつながっています。

京町小学校

『知恵と心を学んでいます』

前荘島小学校校長 信國寿敏

昨年度から貴会には、本校の教育活動へのご支援をいただいています。特に本年度からは、毎月2回ほど実施しているクラブ活動の「囲碁・将棋クラブ」の技術的なご指導をいただき、感謝申し上げます。

さて、クラブでは30名ほどの4年から6年生の児童に、囲碁・将棋の基礎から個々の児童の技量に応じた指導や助言をいただき、児童の囲碁・将棋に取り組む意欲や態度が増していることを大変うれしく思っています。この1年間を通して児童は、碁石や駒の動かし方は分かっていましたが、一手一手の動かす意図や狙いなどを丁寧に教えていただくことで、多くの知恵を学び、また、囲碁・将棋への関心を益々高めています。

技術的な面だけの関わりにとどまらず、互いが色々な話をする中で相手を思いやることや礼儀作法などを、自然な雰囲気の中でまなびとってきているように思います。是非、クラブ活動だけでなく、他の教育活動の場面でより多くのご支援をいただけるものと期待しています。

子どもとのふれあい

『小学校へカブトムシを』

5年前から教育支援の一環として「カブト虫の配布活動」を、昨年は6校、今年は4校の小学校に行って来ました。
しゅん(野田俊市)さんを中心に有志が10数年前から竹林の保護の為、間伐をし、その竹を粉砕して腐葉土を作り、農園で野菜作りに利用してきました。
その腐葉土にカブト虫が産卵し幼虫が腐葉土を餌に生育し、その幼虫を小学2〜3年生に配布しています。

自然との触れ合い、生き物への愛情を育むことは子供の成長過程で大切です。
来年度早目に配布の人員募集をしますので奮って参加してください。

尚、今年度採取や配布に参加して頂いた、 しゅんさん、 今津、芹田、馬場弘、金子、一ノ瀬、西嶋(津福コミセン)の皆さんご苦労様でした。
                            全員 カブトムシ配布チームリーダー 小島紀夫

全員で話を聞きます

カブトムシ飼育の腐葉土を容器に入れる

大きな虫にタジタジ

飼育について学びます

カブトムシ飼育楽しみだ、やったぜ。

カブトムシ飼育楽しみだ、やったぜ。

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