●福岡県緑化センター


6万平方メートルあまりの敷地に約400種類の樹木が茂る福岡県緑化センターは、庭づくりに役立つ見本園をはじめさながら青空の下の植物図鑑といったところ。 

植え方、接ぎ方、手入れの仕方
なんでもわかる植木の学校

緑化センターでは一般の人々を対象に「緑化講習会」や、「緑の教室」(年12回はセンターで、その他は県下各地域で実施)が開かれ、毎年3000人近い人々が参加しています。植木の手入れや観葉植物の管理、家庭で育てる果樹の基礎知識など、植物のことならなんでも学べる場所です。

年間70以上の実践講座 人気は松の「もみあげ」?

年間70を超す講座の中でも、特に人気は「松」の講座。松をかっこよく仕上げるコツ、「松の芽摘み」「松の揉み上げ」は、センターの中で育つ松で実習しながら。なんとなくポサボサの松に出会ったら、それは実習を待つ、松なのです。お正月用の「松竹梅盆栽」講座も人気とか。

●グリーンフェスティバルと耳納の市

 この緑化センターを会場に、春と秋にイベントが行われます。4月29日の「みどりの日」のグリーンフェスティバルと11月に開かれる大物産市「耳納の市」。特に耳納の市は毎年10万人を超す人であふれる人気イベントです。  

●虫追い祭り

実盛の霊が虫の姿となって

 耳納の市では豊作を願う「虫追い祭り」が行われます。斉藤実盛が稲の切り株につまづいて武将手塚光盛に討たれたため、実盛の霊が虫の姿となって稲に害を与えるという伝説にちなんだこの祭りは、昔は浮羽郡の全町村で行われていましたが、特に田主丸の竹野郡、生葉郡は虫追い行事の盛んなところとして名高く、大慶寺、三明寺にはその縁起が伝えられています。

 『東西東西御静まり候へ 御静まって候 天下泰平国家安全の御代となり弓は袋に入れ剣は鞘に納め なんぼう目出度く限りなし さて斉藤実盛という人は生国越前の国の人にしてましませば 北国篠原の合戦に打ち負け給う 其執念心を今に残して虫の姿と様をかえ耕作に仇をなし給う故御一同の百姓共鐘や太鼓の拍子につれ虫は千里と追い払い御役者共御囃しはやされ候』

激突し湯気あがる
サネモリムシとテツカンタロ

 馬の人形の後に竹で操られる斉藤実盛、手塚太郎光盛の人形が踊りながら、鉦、太鼓、旗の列とともに「田の虫やホーイホーイ」と進みます。縁起の読み上げが終わるといよいよ人形合わせ。鉦や太鼓がドンカンドンカンと次第に早く打ちならされる中でサネモリムシとテツカンタロの人形が空中高くぶつかりあい、戦いはクライマックスヘ。

 現在耳納の市で行われているのが「子ども虫追い」と題した、田主丸小学校児童による虫追いです。3年に1度JA青年部によっても行われ、夜は決戦の場を巨瀬川へ移し、松明灯る中、川の中で繰り広げられ、湯気たちのぼる熱気と迫力に、橋や堤防は人であふれかえります。

巨瀬川でのサネモリムシとテッカンタロの合戦

NEXT BACK TOPへ